ぬこたそそと星降る男もげげほげげ

空想したり文章を書いたりするのがすきです。いまできるからうれしい。うれしい。

2013-02-11から1日間の記事一覧

決議

「はい、そこまで!」 ラインズマンの笛が鳴ったと同時に、主審は声を張り上げた。 室内の空気を、中心から外へ向かって張りつけていた鋭角な均衡が、ぬるりとしたものに変わる。この瞬間、ここにいる人々は集団を守る動きから個人の体を守る動きへと、一瞬…